2008年05月18日

ツール・ド・大山

■ツール・ド・大山を完走しました

大山一周屈指の山岳コース、総走行距離78km、積算登坂高さ1955m(主催者発表値)を走破しました。コースは、2008ツール・ド・大山コース図(予定)アルプス・ルートマップ「ツールド大山」をご覧ください。

ツール・ド・大山は、序盤のスタート地点〜第1チェックポイント「鏡ヶ成」と、中盤の「鏡ヶ成」〜第2チェックポイント「船上山(せんじょうざん)」、終盤の「船上山」の〜ゴール地点に分けられると思います。

序盤は何といっても鏡ヶ成までの25km、標高差600mの上りです。ここまでいかに脚を使わずに速く上るかが重要です。中盤は眺望の開ける快適な長い下りです。スピードが上がるため景色をながめる余裕がないのが残念です。第2チェックポイントの時間制限15時がありますが、普通は問題ない時間だと思います。終盤はひたすら上りです。そんなに斜度はきつくないのですが、60km以上を走ってきた脚がどれほど言うことを利くかが問題です。「脚が攣ーるど大山」(スタート前の説明でのお話)にならなければ完走はそう難しくないと思います。

----
朝6:00岡山ICから、山陽自動車道、岡山自動車道、米子自動車道を経て、溝口ICで降りました。ETCカードを2枚用意し、1枚目のETCカードで岡山ICから100km以内の湯原IC、2枚目のカードで湯原IC〜溝口ICと分割して走れば、4割引の高速料金で行けたのに、標識を見落としてしまいました。

8:00スタート/ゴール地点の大山ホワイトパレスに到着しました。駐車場にはすでに20台ほどが到着していました。道路を挟んだ向かいにも駐車場が充分用意されているようです。9:40頃からスタート前の脅し、いや注意がありました。スタート後の長い下りでは波打った路面ででんぐり返った話や、鏡ヶ成からの長い下りでカーブを曲がらずまっすぐに飛んだ話などがありました。200数十台の自転車が集合した様を見ると、スタート前の緊張感が高まります。

スタート地点

10:00から20台ごとにグループでスタートします。ゼッケン番号は郵便番号順だそうですが、主催者にお願いして僕らのチーム5台は連番にしてもらいましたので、同じグループでのスタートです。ロードバイク3台、クロスバイク1台、MTB1台の内訳です。

スタート直後から一気に下ります。この日は9:00ですでに20℃を超えていましたので、ジャージ1枚でも寒くありませんでした。途中スタート前の注意にあった路面の波打ち地点ではフレームの性能が現れます。フルカーボンフレームは見事に振動を吸収してくれます。振動で外れたのかフレームポンプが路面に転がっていました。この下りは6km、標高差500mです。

岩立から鏡ヶ成までの長い上り25km、標高差600mが始まりました。脚を使わないように上ります。チームの3台がどんどん先行し離れ始めますが、心拍数が急上昇してついていけません。天候は曇りで、暑くもなく寒くもない気温で、サイクリングには最適です。

鏡ヶ成へ

正午直前にやっと第1チェックポイントの鏡ヶ成に到着しました。ここまで34km、順調なのかもっと頑張らないと第2チェックポイントの時間制限にかかるのか。チェックポイントでは、名物のどら焼き、銘水「奥大山の水」、バナナが提供されました。プラス手持ちのおにぎりを食べました。

鏡ヶ成

鏡ヶ成からは一転して長い下り15km、標高差700mが続きます。景色がきれいですが、スピードが速いので見る余裕がありません。展望台も通過、通過、...地蔵峠を通過して井滝まで下ります。「もう下りたくないよー」下った分上らなくちゃいけませんもんね。第2チェックポイントの船上山までアップダウンが続きますが、平地が全くありません。この辺で右脚に違和感を感じます。

第2チェックポイントの船上山に14時前に到着。時間制限はクリアしましたが、ゴールまで6時間以内がやばくなってきました。ここでお弁当。プラスどら焼き、バナナ。

船上山

いいネーミングの一息坂峠展望台で小休止した後、第3チェックポイントまでの上り、ここが一番きつかった、ついに右脚が攣ってしましました。おお「脚が攣ーるど大山」になってしまった。

大山

第3チェックポイントでは水を補給しただけでメンバー全員の集合を待ってすぐに出発しました。時間がやばい。右脚がすぐ攣りそうになるので、左脚だけで上っていきます。ゴールまで一息、残り4km、標高差200mです。

ゴールまでの上り

16時前にギリギリでゴール。何とか6時間を切ることができ、認定書がもらえました。なんという達成感でしょう。初めての参加でタイムをねらったものではありませんでしたが、もう当分の間上りはいやです。

蒜山SAのソフトクリームがおいしかったです。途中、湯原温泉の露天風呂に浸かって塩を吹いた体の汗を流しました。高速道路の通勤割引もうまく利用できました。

反省点は、ウォーミングアップ不足と水分補給の失敗です。最初の上りでウォーミングアップを兼ねればいいと思っていましたが、周囲のスピードが上がり、それに引きずられて心拍数が急激に上がってしまいました。やはりスタート前のウォーミングアップは必要ですね。また平地が全くないコースのため、水分補給の頻度が不足しました。少しずつこまめに水分を摂る必要があります。足が攣った原因でしょう。

ブユが多いとの事前情報でしたが、全く煩わされませんでした。どら焼きとバナナの提供は充分でしたので、次回はおにぎりの個数を減らせそうです。来年はもう少し余裕を持って走りたいものです。できれば目標のコーヒーブレークを1回以上とりたいです。(実は今回もコッヘルとコンロを持って走ったのでした。持っていっただけでしたけど。)

■リンク

posted by ピカリ入道 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/15327692

この記事へのトラックバック